諸論点の中立的考察

諸論点について、私見はできるだけ述べず、ちまたの主張を公正中立に比較・分析する。

【05】公的保険と民間保険(01)コロナ休業補償にみる民間保険の限界

www.nikkei.com

 

日本経済新聞2020.4.17(金)朝刊
『損保、コロナ休業に補償 感染発生の店舗向け検討
 「要請で営業自粛」は対象外』

(引用開始)
一般的に損保各社の感染症の被害を補償する保険は、エボラ出血熱感染症法に該当する感染症など事前に対象を明示する。保険料は事前に明示した感染症が発生する確率をもとに算出する。未知のウイルスである新型コロナは保険契約時には想定されておらず、損保各社は当初「保険料の前提が成り立たなくなる」と補償に消極的だった。
(引用終了)

 

■素朴な疑問

・これでは、「保険」の意味がないのではないか。
・今回のような感染症対策や、年金、医療といった公的保険を、
 営利ベースの民間保険会社に委ねることは
 やはり現実的に困難ということなのだろうか。
・公的保険の政治利権性や非効率性を考えると、
 公的保険の民営化に魅力を感じていたが、机上の空論だったか。